こんばんは。りーほーです。
今回は、GarageBandから少し離れて、ぼくの持っている機材の紹介コーナーを作ってみたいと思います。
第1回はTokai Talboを紹介です。行ってみましょう。
ガジェット好きな男を揺さぶる機械的な素晴らしいギターです!
欲しくなった経緯
GLAYのHISASHI氏をご存知だろうか。言わずと知れたGLAY、彼らのヒット曲の大半はギターのTAKURO氏が作曲しています。(最近は他のメンバーの作曲した曲がリード曲になることが増えています!詳しくはこちら!)
もちろんTAKURO氏のコード進行、言葉選び、メロディはどれもとても素晴らしい。
しかし、GLAYでもう一つ特筆したい点があるとすれば、もう1人のギターであるHISASHI氏の、TAKURO曲を彩るギターワークであるとおもいます。
まずは例えば言わずと知れたド名曲『Winter,again』。
Google検索窓に「ウインター」と入れたら最初にサジェストされるほどの冬の定番曲です。
この名曲のイントロをお聴きください。
イントロからAメロに入る前、まるで北海道の真冬の吹雪を思わせるような、絶対零度の鉄のようなギターの音がするのです。
これがHISASHI氏の匠の技です。
では次に、名盤pure soul収録の『ビリビリクラッシュメン』をお聴きください。officialが無かったので非公式です。すみません。
HISASHIのギターソロの終盤、おもちゃの光線銃のような音がしてますね。これ、 同期 ( シーケンサー )で流しているわけではなく、HISASHI氏のギターから出てる音なのです。
さて、長くなりましたが、ぼくはこんな多彩な音を出すHISASHI氏のギターがとても気になったわけですね。
で、調べてみると、どうやら上の2楽曲の特徴的な音は、TokaiというメーカーのTalboというギターをベースに改造されたものらしい。(ほしい…)
どうやらそのギターは、ボディがアルミニウムで出来ており、 サスティナー や レーザーガン が搭載されているモデルもあるらしい。(圧倒的に欲しい…)
ここまで来るとぼくの物欲はMAXです。
ちなみに現在Talboは、池部楽器の渋谷店、池部楽器店 グランディ&ジャングル タルボシークレットファクトリーというお店でオフィシャルで製造、改造、販売を行なっておりますが、
次の瞬間には、店舗に行き、試奏した上で購入を決めた記憶しかありません。
しかも、GLAY(しかもHISASHI)の熱狂的なファンという理由だけで、未来の奥さん(現在の奥さん)に共同でローンを組ませるという悪魔の所業まで併用しました。(文句は言われてません)
こんな経緯で購入したわけですね。
スペック
まずは外観からいきましょう。
フライングV や エクスプローラー などに比べたらそれほど奇抜では無いにしても、 ダブルカッタウェイ の両側やヘッドがツノのように鋭角に尖っている見た目は他とは一線を画しています。
ダブルカッタウェイの右側には「Talbo」の文字が↓。
ヘッドにギターの名前が書いてあるものは多いですが、ボディに書いてあるものは地味に珍しい。
そして最も注目すべきは、アホみたいにあるスイッチの数々↓。
こういうスイッチがたくさんあるような見た目は最高に”ソソり”ます。
スイッチ、ノブについて
それぞれのスイッチやノブの役目は↓の通り。ちなみに、個体によってスイッチは様々なので、全てのTalboがこういう配置ではありません。あくまで一例です。
レーザーガン
黒いボタンはレーザーガンです。ビリビリクラッシュメンのソロ後半で出てた音ですね。
これは、昔GLAYのライブでHISASHI氏がおもちゃの光線銃をギターの ピックアップ に近づけて鳴らしていたものを、ギターに搭載しちゃったものですね。
古くはスティーブスティーブンスというギタリストがやっていた奏法ですね。(奏法とは呼べないですかね)
サスティナー
サスティナーというのは、ギターの音の伸び( サスティン )を、電池が続く限り永遠に伸ばしつつける機器です。↓の画像で言うと、1番上のピックアップっぽいものがサスティナーです。
サスティナーがあると、表現の幅が広がりますね。伸ばした音をアームダウンすれば、それだけでカッコいいです。
ハーモニクスモードにすれば、アンプにギターを近づけなくても簡単に フィードバック サウンドを出すことも可能です。
サスティナーのモードについては↓。
サスティナーモード
上にある黒いスイッチは、サスティナーのモードを切り替えることができます。
■サスティナーのモード
・スタンダード
→弾いた原音がそのまま伸び続ける
・ハーモニクス
→弾いた音の倍音が伸び続ける
・ミックス
→スタンダードとハーモニクスのミックス
サスティナーkill
サスティナーモードの下はサスティナーkillスイッチです。サスティナーで伸びている音を自然かつ強制的に切るスイッチですね。あくまで自然に切ります。
コイルタップ
一番右にあるスイッチは コイルタップ と言います。リアのハムバッカーのピックアップについて、 ハムバッカーピックアック と シングルコイルピックアップ を切り替えることが可能です。
通常のハムバッカーピックアップはこのような機能はありませんが、このTalboにはコイルタップが搭載されています。
ブリッジ
ブリッジはWilkinsonの シンクロナイズドトレモロユニット です。ちなみにTalboシークレットファクトリーでは、フロイドローズの ロック式トレモロユニット に改造することも可能です。
ボディ裏
裏はこんな感じです。相変わらずメタリックな見た目なので、部屋が丸映りです。
サスティナーには電池が必要です。ボディ裏には、サスティナー用の9V電池の収納部があります。電池を入れないと音が出ないので注意です。
ピックアップ
ぼくのTalboのピックアップは、おそらくGOTOHのVintage HotX1とGS-1X2と思われます。(うろ覚え)
このピックアップは、タルボシークレットファクトリーでBill Lawrence製やPRS製のピックアップに交換可能です。
ちなみに1番上のピックアップっぽいのはサスティナーです。
音の感想
アルミニウムのボディだけあって、少し冷たいような無機質な音がします。さらに、通常の木のギターと違って、音の立ち上がりが速く(レスポンスが速く)感じます。
これはおそらく、いくらか水分を含んだ木に対して、金属であるアルミニウムは振動しやすく音を伝えやすい事に起因するのではないかと考えます。
音とは振動で、ギターのピックアップは、弦の振動に加えてその楽器自体の振動をピックアップで拾い、アンプで増幅させます。そのため、ギター自体の振動が空気を震わせる振動に近いほど、弦から出ている音をより忠実に再現するのではないか、と言うのがぼくの考えです。そういう意味で、Talboは元の音に忠実なギターだと言えると考えます。そこにアルミニウム特有の響きが加味され、唯一無二のTalboの音が出来上がっているのではないでしょうか。
ですが、ぼくのTalboは、歪みを掛けるとハイの歪みのノリがあまり良くなく、実戦で使うにはピックアップの交換を視野に入れたいですね。PRSの59/09あたりを狙いたいと思っています。
総評
Talboはガジェット好きの男子には最高のギターです。アルミのギターなんてほかにはなかなかありませんし、特に改造したTalboはスイッチがたくさんあるだけでただただテンションが上がります。
ですが、改造を施したTalboはスイッチの数が異常に多いので、ライブでは混乱しそうです。
そして、かなり重いです。レスポールとかより重い気がします。長時間弾くのはなかなかしんどそうです。
音にかなり特徴があるので、必ずお店で試奏してから買った方が良いと思います。興味だけで手を出さない方が良いかも。
というわけで今回は以上です。知らなかった人、検討中の人の参考になれば幸いです!
男心をくすぐるギターTalbo。最高。
次はFender Jazzmasterですかね。
ではまた〜。
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