【機材紹介③】Gibson Vegas Highroller【短命で終わった悲しきギター】

ギター

こんにちわ。りーほーです。

機材紹介コーナー第3回です。今回はGibson Vegas Highrollerです。知っますか?知らないよねぇ…。

前回はFenderJapan Jazzmasterでした。今や超メジャー。ギターやってりゃ誰だって知ってるよ、ってギターです。

だが今回は…知っているか…?

この名前でググってみても、まぁ出てきません。数件のブログと、中古ギター屋さんの商品紹介ページと、外人の試奏動画くらいです。

というわけで、誰の役にたつかも分からない記事ですが、好きなギターなので気合を入れて書きます。

知名度激低なので全員知らない前提で書きます。

欲しくなった経緯

経緯ですか?ありません。

とりあえず見てみましょうか。↓こんなギターです。

皆さんこのギター知ってました?ぼくは店頭で見るまで知らなかったです。

御茶ノ水の楽器屋さんにふらっと入ってみたらこのギターがあったんです。ちょっと気になって試奏してみて、気づいたら買ってました。恐ろしい。

スペック

まずは見た目から。

なんでしょう、この違和感。正真正銘Gibsonのギターなんですが、端々から感じる違和感。

第1違和感 片側6連ペグ

まずはここですね。Gibsonでは珍しく、片側6連ペグなんです。

Fender系では一般的ですが、Gibsonだとファイアーバードやエクスプローラーなんかではありますが少数派。それも、ボディが変形だから合うんですが、この見た目だとなかなかに違和感。

第2違和感 アシンメトリーなボディ

次にボディです。

見た目は ダブルカッタウェイ のレスポールなんかと似てる感じですが、よーく見るとボディがアシンメトリーなんですね。

レスポールなんかはシングルカッタウェイなのでボディ上側はもちろんアシンメトリーなんですが、ボディ下側は左右同じのシンメトリー↓。

写真だと少しわかりづらいのですが、このVegas HighRollerはボディ下側、向かって右側が少し膨れたアシンメトリーギターなんですね。

これもやはりファイアーバードやエクスプローラーではアシンメトリーって普通なんですが、オーソドックスな見た目に見えてちょっとフックが効いてて面白い見た目です。

第3違和感 フラットボディ

これもGibsonでは珍しく、アール(曲がり)がないフラットボディ。レスポールなんかはアールがついてます。

見た目がレスポールやES-335っぽく見せかけて、フラットボディなので弾き心地がかなり違います。

第4違和感 セミホロウボディなのに小さくて薄い

ES-335を持っておらず、比較画像が撮れなくて申し訳ないのですが、ボディサイズはレスポールとほぼ一緒です。ES-335よりは小さい。

しかし、ボディが薄い。圧倒的に薄い。さらにセミホロウで中がくり抜かれているので、めちゃくちゃ軽いです。

軽すぎて不安になるくらい軽い。

スペック

ではスペックです。

ボディ:AAA Maple Top / Mahogany Back
ネック:Mahogany
指板:Ebony
ピックアップ:Burstbucker Pro(AL-V) #1/#2
コントロール:1-V, 1-T, 1-Toggle
スケール:24.75”(628mm)
重さ:2.83kg
w/ Original Hardcase

スペックはかなりこだわりを感じます。

特筆すべきは、ピックアップのバーストバッカープロ。当時のレスポールには軒並み搭載されていたピックアップです。Gibsonのハムバッカーの最終進化系とまで言われたバーストバッカープロは、さすがの太くて良い音でした。

ボディはマホガニーにAAAメイプルトップを貼り付けてあり、パーツは全てゴールド。とにかくゴージャスな作りが売りだったようですね。

ここで、当時のGibsonUSAの公式ページの紹介文を見てみましょう。

ロイヤル・フラッシュをクールに決め、ショー・ガールのホットな踊りを楽しむ……。そんなゴージャスなカジノよりもクールでホットな体験ができるのがヴェガス・ハイローラーです。AAAメイプル・トップ、パーロイド・チューナー、ゴールド・ハードウェア、先進の「Burstbucker」ピックアップなど、金に糸目をつけない贅沢さ。どこまでもゴージャスにプレイできる1本です。

ダサい。

これ読んだら買ってない気もします…まぁとにかく豪華な作りということです

一つ気になった事といえば、ネックがU型で握りづらいと言うところですかね。特にハイフレットに進むにつれて、左手の人差し指の第一関節あたりがネックに当たり続けて少し弾きづらい印象です。まぁでもこれは人によりけりです。弾きやすい人も居るでしょう。

音の感想

さすがハムバッカーの最終進化系ということで、音は太いです。

セミホロウボディになっているので少しだけ箱鳴り感が出ているかもしれませんが、そこまでではありません。

リアで歪ませるとガッツリメロコアやパンクなんかでも使えそうな、きめ細かいドライブ感のある音。

フロントピックアップのクリーンの音はとても綺麗です。綺麗ながらも押し出し感はしっかりとあり良い音。

総評

さて、数年しか販売されなかったGibsonVegasHighrollerですが、皆さん気になりました?ありそうでなかったGibsonの非対称ダブルカッタウェイギター。とにかく軽いので、長時間弾いてても楽です。

デジマートなんかを見ていると、中古だとたまに出ているみたいです。

お店で見かけてみたらぜひ試奏してみてください!

次は…Morrisのアコギですかね。

ではまた〜。

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